バストアップのために効果的と言われるマッサージですが、ただマッサージをするだけでは効果が半減してしまいます。
なぜマッサージがバストアップに効果が出るのか、そのしくみが分かるとマッサージを楽しく続けられるはずです。
どうしてバストが垂れてしまうのか
乳房の中には乳腺組織、乳房内脂肪、クーパー靭帯があります。
乳腺組織は女性ホルモンが活発に分泌されることで育ちます。
ところが、年齢とともに減ってしまうので乳房全体が垂れてしまうのです。
クーパー靭帯は乳房の中の筋肉と皮膚を繋ぎとめる役割をはたしています。
この靭帯が伸びてしまうと乳房全体が垂れてしまいます。
乳房内脂肪は乳房の中の9割を占めていますが、女性ホルモンの分泌が減少すると脂肪の量もどんどん減るため乳房全体が小さくなります。
リンパとバストアップの関係
リンパを刺激することで女性ホルモンの分泌が活発になるためバストアップに繋がります。
リンパの流れが悪くなるとバスト全体が垂れて、さらに小さくなるので、マッサージを取り入れるなら、リンパの流れを良くするマッサージを続けることがポイントになるのです。
乳房に直接働くリンパ節はデコルテから肩にかけて、あとは脇の下です。
考えてみるとどちらも普段ブラジャーで締め付けているとことです。
乳房に蓄積された老廃物は、この二か所のリンパ節をマッサージすることで体の外に排出されます。
バストアップに効果が出るマッサージ
バストアップの効果を高めるために、まずは右手を使って左側の肩甲骨から脇の下にあるリンパ節に向かって脂肪を寄せてください。
1分ほど続けます。
右が終わったら左も同じように肩甲骨からリンパ節に脂肪を寄せましょう。
最初は少し力を入れて軽い痛みを感じるぐらいに力を入れて、乳房に近づけるたびにどんどん力を弱めてください。
それからデコルテにあるリンパ節は人差し指、中指、薬指を使って内側から外側へ、鎖骨に沿ってリンパを流します。こちらも時間は1分程度です。
効果を高めるためにもうひとつ、左側鎖骨の下にあるくぼみを右手の人差し指、中指、薬指、小指で抑えて、左手親指は脇の下のくぼんだ所をマッサージします。
同時に1分程度行います。
逆の乳房も同様にマッサージをします。
あとは二の腕のタプタプした脂肪を脇の下にあるリンパ節に向けて肘辺りから脇へ脂肪を寄せてください。
これも左右1分ずつ続けます。
どのマッサージも力を入れすぎないようにするのがコツです。
リンパの流れを良くするためなので、適度に力を入れながら慌てずゆっくりマッサージをしましょう。
トータルで6~7分程度ですから、時間に追われて忙しい毎日を過ごす女性でも簡単に続けられます。
体が温まっていると効果が高まるので、湯船に入っているときや、お風呂上りにオイルやボディクリームを塗りながらマッサージするのもおすすめです。